兵庫県 ワクチン大規模接種を前に 歯科医師対象の研修会

兵庫県が県内の2か所で新型コロナワクチンの大規模接種を今月21日から始めるのを前に、対応にあたる歯科医師への研修会が開かれました。

兵庫県はワクチン接種を加速させるため、今月21日から西宮市と姫路市に設ける大規模接種会場で、それぞれ、1日1000人の接種を目指しています。

地元の医師に加えて歯科医師も接種にあたることになり、13日、それぞれの市で研修会が開かれました。

このうち西宮市では、地元などの歯科医師55人が参加し、筋肉注射の経験が豊富な医師から、注射器の持ち方や打つ場所を教わり、薬液が入っているか確認してから注射することや、使用済みのものは、すぐ廃棄することなど、ミスを防ぐための指導を受けていました。

このあと、2人1組になって、生理食塩水を入れた注射器を互いの腕に注射して、感覚を確かめていました。

参加した50代の男性の歯科医師は「診療で口の中に注射をしますが、筋肉注射は経験がないので、研修を受けて自信がつきました」と話していました。

兵庫県ワクチン対策課の大岡徹彦参事は「多くの歯科医師に協力してもらい感謝しています。ワクチン接種を早く進めていきたい」と話していました。