東京都 304人感染確認 友人と旅行中に感染も 外出自粛の徹底を

東京都内では13日、新たに304人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、1週間前の日曜日(6日)より47人少なくなりました。
感染者の中で一緒に旅行をして2人が感染した事例があったことから、都は、不要不急の外出の自粛徹底を改めて呼びかけました。

東京都は、13日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて304人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

12日は先月13日以来、30日ぶりに前の週の同じ曜日を上回りましたが、13日は、1週間前の日曜日(6日)より47人少なくなりました。

また、13日までの7日間平均は前の週の90.1%に当たる384.1人で、4日連続で400人を下回りました。

13日の304人の年代別は、
▽10歳未満が13人、
▽10代が25人、
▽20代が99人、
▽30代が63人、
▽40代が43人、
▽50代が28人、
▽60代が14人、
▽70代が10人、
▽80代が8人、
▽90代が1人です。

304人のうち、およそ62%に当たる189人は、
これまでのところ感染経路がわかっていません。

一方、感染経路がわかっている115人の濃厚接触者の内訳は、
▽「家庭内」が54人と最も多く、
次いで
▽「職場内」が24人、
▽「施設内」が11人、
▽「会食」が8人などとなっていて、
アメリカへの渡航歴がある人が1人いました。

これで都内で感染が確認されたのは16万6369人になりました。

また、感染が確認された中に、友人どうしで旅行中に2人が感染した事例があったことから、都の担当者は「緊急事態宣言中なので、旅行は自粛してほしい。自粛疲れがあるとは思うが、油断せずに、本当に必要な外出なのかを見極めてほしい」と話していました。

13日時点で入院している人は12日より1人減って1483人で、
「現在確保している病床に占める割合」は26.5%です。

一方、都の基準で集計した13日時点の重症の患者は、
12日より1人増えて47人でした。

重症患者用の病床の使用率は12.6%となっています。

また都は、感染が確認された60代から90代の男女合わせて6人が死亡したことを明らかにしました。

このうち80代の女性1人と、90代の女性2人は同じ病院で院内感染したということです。

これで、都内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は、2156人になりました。