菅首相 G7各国のインド太平洋地域への関与強化を歓迎

G7サミット=主要7か国首脳会議の2日目の討議で、菅総理大臣は、中国を念頭に、日米間で、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力を進めているとしたうえで、ほかのG7各国によるこの地域への関与の強化を歓迎する考えを示しました。

イギリスで開かれているG7サミット=主要7か国首脳会議は、日本時間の12日夜から、2日目の討議に入りました。

外交政策のセッションで菅総理大臣は、覇権主義的な行動を強める中国を念頭に「日米間では、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力を進めてきており、ほかのG7各国も、具体的な行動を通じてこの地域への関与を強化していることを心から歓迎する」と述べました。

そのうえで「インド太平洋に自由で開かれた国際秩序を確立する上で、ASEAN=東南アジア諸国連合との連携が極めて重要だ」と述べ、G7として、ASEANと協力を進めていくべきだと主張しました。

このほか、ミャンマー情勢について、クーデターは決して受け入れられないとして、G7がASEANによる事態打開に向けた取り組みを粘り強く支持していくべきだと訴えました。

さらに、北朝鮮について菅総理大臣は、アメリカによる対北朝鮮政策の見直しを支持する考えを示したうえで、洋上で物資を積み替えるいわゆる「瀬取り」対策にG7各国が参加していることを評価しました。

そして、拉致問題は政権の最重要課題だとして、理解と協力を要請し、各国から賛同を得ました。