全国の高齢者のワクチン接種 一回目終えた人 3割超 新型コロナ

新型コロナウイルスのワクチン接種について、政府が12日公表した最新の実績によりますと全国の高齢者のうち1回目の接種を終えた人が3割を超えました。

新型コロナウイルスのワクチンをめぐっては、2月から医療従事者などへの接種が行われ、ことし4月からは今年度中に65歳以上になる高齢者への接種も進められています。

政府が12日公表した11日時点の実績によりますと、全国で1回目の接種を終えた高齢者は、1105万5472人で高齢者全体の31.15%となり3割を超えました。

2回目の接種を終えた高齢者は、180万4300人で5.08%となっています。

都道府県別で見ると、1回目の接種を終えた人の割合が最も高かったのは佐賀県で、1回目を終えた人が48.56%、2回目を終えた人が9.77%でした。

次いで、岡山県が1回目45.53%、2回目6.48%、鳥取県が1回目44.49%、2回目10.63%でした。

大都市の都府県では、東京都が1回目33.57%、2回目4.47%、大阪府が、1回目27.36%、2回目3.90%、愛知県が、1回目39.08%、2回目4.53%となっています。

これらのデータは11日の時点で各地域から国に報告があった人数に基づくもので、実際はこれ以上に接種が進んでいる可能性があり、今後、増加することがあります。