秋田 大館 1日4000人接種可能な大規模施設でワクチン接種開始

新型コロナウイルスのワクチンの集団接種を効率的に進めようと、人口およそ7万人の秋田県大館市は1日に4000人に接種できる会場を設け、12日から高齢者向けの接種が始まりました。

大館市はワクチンの集団接種を早く進めようと1日に4000人に接種が可能な県内最大規模の会場を「ニプロハチ公ドーム」に設け、8月下旬までに希望する高齢者と64歳以下の市民への接種を行う計画です。

初日の12日は高齢者が対象で、会場の駐車場には市が用意した無料の送迎バスが到着し次々に会場へ向かいました。

効率的な接種のため、会場内では接種までの動線を5つのルートにわけたうえで行き先を迷うことがないように一方通行にしています。

また、限られたワクチンをより多くの人に接種できるように1つの容器から通常よりも多い7回分をとることのできる特殊な注射器も導入され、訪れた人たちに接種していました。

市によりますと、今後は接種にあたる医師の人数を増やし1日に接種できる人数の上限を今の4000人から倍近い7500人にする計画だということです。

大館市新型コロナワクチン接種対策室の安保透室長は「きょう始まったばかりですが混乱などがないか注視していきたい。今後、1日の接種可能な人数を増やす予定なので多くの人に受けてもらいたい」と話していました。