岐阜 新型コロナの大規模な集団接種会場 高齢者対象に始まる

岐阜県が設置した新型コロナウイルスワクチンの大規模な集団接種会場で、12日から高齢者への接種が始まりました。

岐阜県は都市部でのワクチン接種を支援するため、岐阜市の岐阜産業会館に大規模な集団接種会場を設置し、高齢者への接種を行います。

1日最大500人で、初日の12日は360人の接種が行われます。

12日は各務原市の高齢者が対象で、市から会場へ1時間ごとにシャトルバスが運行され、大勢の人たちが利用していました。

会場では医師の問診のあとモデルナのワクチンの接種が行われました。

接種を受けた74歳の男性は「早く受けたかったのですが、近所の医療機関ではいつになるか分からないと言われたので、この集団接種を受けに来ました」と話していました。

岐阜県ワクチン接種対策室の若山典担当課長は「きょうは受け付けから接種までスムーズに行われています。今後も改善を行い、これからの大人数の接種に生かしたい」と話していました。

この会場での接種は今週と来週の土日が各務原市、再来週の土日は岐阜市の高齢者が対象で、岐阜県は予約に空きがある場合や今月下旬以降は、警察職員や医療機関で実習を行う学生も対象にする方針です。