G7サミット 英で開幕 パンデミックからの復興を集中的に議論

イギリスで11日、G7サミット=主要7か国首脳会議が開幕し、新型コロナウイルスの感染拡大以降、初めて対面で集まった各国の首脳はパンデミックからの復興を集中的に議論しました。

G7サミットは現地時間の11日午後、日本時間の11日夜、イギリス南西部のコーンウォールで開幕しました。

G7の首脳が直接、顔を合わせるのはおよそ2年ぶりで、各国の首脳は議長国イギリスのジョンソン首相夫妻の出迎えを受けたあと、早速、最初の議論に臨みました。
冒頭でジョンソン首相は「われわれはかつてない悲惨な感染拡大を経験してきた。こうした状況から回復するために、社会全体でよりよい復興をする必要がある」と呼びかけました。

そして、新型コロナウイルスの感染拡大からの復興をテーマに集中的に意見を交わしました。

この中では、感染拡大の影響で学校に通えない子どもたちが増えていることを踏まえ、こうした子どもたちが質の高い教育を受けられるよう支援していくことを確認しました。

この後、首脳らは別の場所に移動し、エリザベス女王やチャールズ皇太子などイギリス王室のメンバーと面会しました。

2日目は日本時間の12日午後6時から始まり、世界経済や外交政策について意見を交わすほか、新型コロナウイルス対策などの議論には、ゲストとして招待されているオーストラリアや韓国などが加わることになっています。

警備の警察官 コロナの簡易検査で陽性反応

G7の警備にあたっている警察官が、新型コロナウイルスの簡易検査で陽性反応を示したことがわかりました。

地元の警察によりますと、この警察官は会場からおよそ35キロ離れた国際メディアセンターそばに停泊しているクルーズ船を宿舎にしていたということですが、具体的にどこで警備にあたっていたかは明らかにされていません。

この警察官や濃厚接触者の合わせて12人の警察官は現在、自主隔離の措置がとられていて、今後、PCR検査を受けるということです。

サミットでは、厳しい感染対策がとられていて、関係者は毎日、簡易検査を行って陰性を証明することが求められています。

将来の感染拡大に備え 対応まとめた宣言に合意の見通し

イギリスで開かれているG7サミット=主要7か国首脳会議では、ウイルスの感染拡大を二度と起こさないよう、ワクチンや治療薬の開発にかかる期間を100日未満に短縮することなどを盛り込んだ宣言に合意する見通しになりました。

イギリス南西部のコーンウォールで11日に開幕したG7サミットは、新型コロナウイルスの感染拡大以降初めて、対面での開催となり、新型コロナウイルス対策が議題の柱になっています。

これに関連して議長国を務めるイギリス政府は、サミットの2日目にパンデミックを二度と起こさないための対策を議論し、各国の首脳が将来のウイルスの感染拡大に備えた対応をまとめた宣言に合意する見通しであることを明らかにしました。

会場がある場所の名前をとった「カービスベイ宣言」には、ワクチンや治療薬の開発にかかる期間を100日未満に短縮するといった行動計画や、WHO=世界保健機関の改革や強化への支援が盛り込まれています。

ジョンソン首相は「コロナの教訓を生かさなければならない。再びウイルスの脅威に直面することがないよう民主主義のリーダー国が協力することは喜ばしい」と述べていて、イギリス政府としても動物からヒトへの感染を防ぐためのワクチン開発にあたる施設を設立すると発表しました。

今回のサミットでは、G7として新型コロナウイルスのワクチンを10億回分提供することでも合意する見通しで、ウイルスの感染に関する対策をやつぎばやに打ち出しています。