アイドル提携メニューに客が殺到 密で営業停止 インドネシア

インドネシアでは大手ハンバーガーチェーンが韓国の男性アイドルグループ、BTSと提携して売り出したメニューに注文が殺到し、店に宅配サービスの配達員が詰めかけました。このため、40店舗余りが新型コロナウイルスの感染対策に違反したとして営業停止の処分や警告を受ける事態となりました。

インドネシアでは、大手ハンバーガーチェーンのマクドナルドが韓国の男性アイドルグループ、BTSと提携して今月9日から売り出したメニューにファンなどからの注文が殺到し、首都ジャカルタの多くの店舗に宅配サービスの配達員が詰めかける事態となりました。

このため、ジャカルタ州政府は、店の収容人数を50%以下にする、混雑を防ぐ対策を取るなどの感染対策に違反したとして、20店舗に対し、1日または3日間の営業停止の処分を出したほか、12店舗に文書で警告しました。

違反したそれぞれの店舗には、日本円にしておよそ38万円の罰金が科されるということです。

また、ジャカルタ以外でもジャワ島の3つの都市で合わせて13店舗が一時、営業停止の処分となりました。

新型コロナウイルスの死者、感染者ともに東南アジアで最も多いインドネシアでは、今月10日に1日当たりの感染者の数が、およそ3か月半ぶりに8000人を超え、インドネシア政府は警戒を強めています。