流通経済大学ラグビー部で部員など76人が感染確認

茨城県の流通経済大学で、ラグビー部の部員やスタッフあわせて76人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。県は部内で感染者の集団=クラスターが発生したとしています。

流通経済大学や茨城県によりますと、龍ケ崎市にある大学の龍ケ崎キャンパスで今月(6月)、ラグビー部に所属する学生の新型コロナウイルスへの感染が相次いで確認され、全部員とスタッフの検査を進めたところ、検査を受けた141人のうち半数以上にあたるあわせて76人の感染が11日までに確認されました。

ラグビー部は全部員131人とスタッフ4人が大学の寮で共同生活をしているということで、県は部内での感染者の集団=クラスターが発生したとしています。

重症者はいないということです。

ラグビー部では先月下旬にほかの大学と対外試合をしたということで、県が追跡調査を行っています。

大学では今月(6月)26日までキャンパスの構内を全面封鎖とするほか、ラグビー部の活動も禁止し、検査で陰性だった部員らも寮内だけで生活する対応をとっているということです。

茨城県は「大学の活動の中で大規模なクラスター発生は初めてのケースだ。感染者が減少してきた中でこれほどの大きなクラスターが発生したことは深刻に受け止めている」としています。

また、流通経済大学は「保健所と連携・協力して、感染拡大の防止に努めてまいります」としています。