G7サミット英で始まる ワクチン供給の協力体制など議論へ

G7サミット=主要7か国首脳会議がイギリスで始まりました。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、各国の首脳が初めて対面で意見を交わす場となり、ワクチンの供給での協力体制をはじめ、中国にどう向き合うかなどが議論される見通しです。

ことしのG7サミットは、イギリス南西部のコーンウォールで議長国イギリスのジョンソン首相が菅総理大臣など、各国の首脳を出迎えて、日本時間の午後10時すぎに始まりました。

各国の首脳が直接、顔を合わせる形でG7サミットが開催されるのは2年ぶりで、新型コロナウイルスの感染拡大以降、初めてです。

サミットの冒頭、ジョンソン首相は「今回のパンデミックの教訓を生かしながら経済を確実に復興させる必要がある」として各国の首脳に協調を呼びかけました。

イギリスはサミット開幕を前に、感染拡大を来年中に収束させるため、G7として少なくとも10億回分のワクチンを提供できるようにすることで合意する見込みだと明らかにしました。

また、気候変動や世界経済といった課題が議論されるほか、こうしたテーマの中で中国にどう向き合うかが話し合われる見通しで、G7としてどのような形で結束を示せるかが焦点になります。

菅首相 G7首脳と集合写真を撮影

菅総理大臣は、日本時間の11日夜10時半前、G7サミットの議長国・イギリスのジョンソン首相とキャリー夫人の出迎えを受けました。

菅総理大臣は、真理子夫人とともに、笑顔を浮かべながら海辺に設けられた写真撮影の会場に向けて歩き、ジョンソン夫妻とそれぞれ腕を合わせてあいさつを交わしたあと、4人で写真撮影を行いました。

このあと、サミットに出席する首脳の集合写真の撮影が行われ、菅総理大臣は、ジョンソン首相と、アメリカのバイデン大統領の間の後ろに立ち、写真に納まっていました。