中国の新車販売 1年2か月ぶり減少 半導体不足で生産減少が影響

中国の5月の新車の販売台数は、世界的な半導体不足で生産が減少したことなどが原因で、去年の同じ月と比べて3%余り減り、1年2か月ぶりに減少に転じました。

自動車メーカーなどでつくる「中国自動車工業協会」の発表によりますと、5月の中国国内の新車の販売台数は212万8000台で、去年の同じ月と比べて3.1%減少しました。

内訳をみますと、乗用車の販売が1.7%減少していて、世界的な半導体不足を受けて生産台数が2.7%減少したことが影響しました。また、商用車の販売台数も7.4%減少していて、去年は政府によるインフラ投資の拡大で増えていたトラックなどの販売が減少しました。

中国の新車販売は新型コロナウイルスの感染拡大で、一時、大幅に落ち込んだあと、政府の経済対策などによって去年4月以降、前の年の同じ月と比べて増加してきましたが、1年2か月ぶりに減少に転じました。

業界団体は、自動車市場の消費の動向は順調だとしていますが「半導体不足の影響は月を追うごとに強まっているほか、原材料価格の大幅な上昇も起きていてメーカーへの圧力が増している」として、先行きへの警戒感を強めています。