都庁展望室でワクチン接種 五輪・パラ関係者など対象

東京都は、都庁の展望室に新型コロナウイルスのワクチンの接種会場を新たに設け、東京オリンピック・パラリンピックの関係者などを対象に6月18日から接種を行うことになりました。

これは、小池知事が11日の記者会見で明らかにしたものです。

それによりますと、都は、新型コロナウイルスのワクチン接種を一層、加速するため、新宿区にある都庁第一本庁舎45階にあり、現在、閉鎖している北展望室に接種会場を新たに設けます。

対象者は、
▽まだ接種を受けていない医療従事者のほか、
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会からの依頼を受けて、
▽競技の審判を務める人や、
▽選手村や会場の運営などにあたり、選手の近くで活動する大会関係者です。

大会関係者には、IOC=国際オリンピック委員会から提供されたファイザーのワクチンを活用し、スポーツドクターなどが接種を行うということです。

6月18日から接種を開始し、1日当たり2500人を目標に、8月末まで行うとしています。

都が運営するワクチンの接種会場は、中央区の築地市場の跡地に設けた会場に続いて2か所目になります。

小池知事は「できるだけ早く、確実に、安全に接種を受けられる体制を作っていくことが都としての役割だ」と述べました。