“靴が振動”視覚障害者に進行方向伝え移動支援 新装置開発

目の不自由な人が、目的地までスムーズに移動できるよう、靴の前後、左右が振動して進む方向を知らせる新しい装置が開発されました。

この装置を開発したのは大手自動車メーカー、ホンダの従業員がつくったベンチャー企業です。

靴の中に、足の甲や左右に振動を与える特殊な装置を取り付け、専用のアプリで目的地を設定するとルートに沿って直進のときは靴の前方が、右に曲がるときは靴の右側が振動し、進む方向を伝える仕組みです。

装置をつけたままでも、歩道などにある点字ブロックの情報を把握できるということで、目的地まで迷わず移動できるようサポートします。

日本眼科医会によりますと、国内の視覚障害者は、高齢化に伴って増え、2030年には200万人に上ると推計されています。最近では、新型コロナウイルスの影響で目の不自由な人のガイドヘルパーも、近い距離でサポートするのが難しいといった声もあり、会社では一定の需要が見込めるとして来年度中の発売を目指しています。

開発したベンチャー企業、Ashiraseの千野歩代表取締役は「身内の事故をきっかけに開発を始めました。目の不自由な人がより活動的に、前向きになれるようにしたい」と話していました。