JOCが日本レスリング協会に対し「勧告」の処分

JOC=日本オリンピック委員会はコーチに国の補助金などを不適切に寄付させていた日本レスリング協会に対し、補助金の返還状況や再発防止策について報告を求める「勧告」の処分としました。

JOCは10日、都内で理事会を開き、コーチに国の補助金などを不適切に寄付させ海外遠征の時の会食代などに充てていた日本レスリング協会への処分や今月改選を迎える役員候補などについて審議しました。

このうち、レスリング協会に対しては去年12月に協会が提出した、平成22年からの3年間でおよそ1400万円を寄付させていたなどとする報告書を踏まえ、私的な流用は認められず寄付させた補助金などを自主的に返還する意向を示しているとして、返還の状況や再発防止策について報告を求める「勧告」の処分とすることを決めました。

また、10日の理事会では今月行われる役員改選で役員候補者選考委員会がまとめた女性13人を含む30人の理事候補を承認し、改選後は女性理事の割合が目標としていた40%を超えることになりました。

10日承認された理事候補は、今月25日の評議員会を経て正式に理事に就任しますが、関係者によりますと、柔道の金メダリスト谷本歩実さんやパラリンピックの射撃で3大会連続出場の田口亜希さん、フェンシングの元日本代表で心と体の性が一致しないトランスジェンダーを公表している杉山文野さんなどが新たに理事に就任するということです。

谷本さんについては、東京オリンピックの日本選手団にオリンピアンとして選手の相談などに応じる「メンター」として加わることが報告されました。