“アイヌ文化 東京五輪通じ世界に発信を” 加藤官房長官

政府の「アイヌ政策推進会議」がおよそ2年半ぶりに開かれました。座長を務める加藤官房長官は、東京オリンピックを通じて、アイヌ文化を世界に発信していく方針を示しました。

「アイヌ政策推進会議」はおよそ2年半ぶりに10日、オンラインで開かれ、座長の加藤官房長官や北海道アイヌ協会の大川勝理事長らが出席しました。

会議では、アイヌ文化の発信拠点=「ウポポイ」が去年7月にオープンしたことや、各大学に保管されていたアイヌ民族の遺骨が返還されたことなどが報告されました。

加藤官房長官は「東京オリンピックでのアイヌ文化の発信についても調整しているが、絶好の機会なので、前に進めていきたい」と述べ、オリンピックを通じて世界に発信していく方針を示しました。

一方、会議ではことし3月、日本テレビが情報番組でアイヌの人たちを傷つける差別的な表現があったとして謝罪した問題についても説明が行われました。

加藤官房長官は「誠に遺憾だ」としたうえで、「アイヌの人々の誇りが尊重される社会の実現を図り、すべての国民が人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現を目指している」と述べました。