G7前に米英首脳が会談へ 新たな「大西洋憲章」発表の見通し

日本時間の11日から始まるG7サミット=主要7か国首脳会議を前に、アメリカのバイデン大統領とイギリスのジョンソン首相が会談し、世界的な課題の解決に向けて両国が協力するための目標をまとめた、新たな「大西洋憲章」を発表する見通しです。

2年ぶりに対面で行われるG7サミットは、イギリス南西部のコーンウォールで日本時間の11日から始まります。

これを前に、すでに現地に到着しているアメリカのバイデン大統領とイギリスのジョンソン首相が10日、会談する予定で、イギリス政府によりますと、両首脳は、世界的な課題の解決に向けて、民主主義を守ることなど8つの分野において、両国が協力するための目標をまとめた、新たな「大西洋憲章」を発表する見通しです。

今回の憲章のモデルとなった大西洋憲章は、第2次世界大戦中の1941年、当時のルーズベルト大統領とチャーチル首相が、戦後の国際秩序の構築に向けて自由貿易の促進など8項目の目標を示したもので、その後、国連の創設などにつながりました。

今回、合意する見通しの新たな憲章では、当時と同様、価値観を共有するアメリカとイギリスが、安全保障や新型コロナウイルスからの復興、さらにサイバー攻撃や気候変動といったさまざまな課題に対応するための内容が含まれるということです。

イギリスメディアは「今回の憲章は、中国やロシアといった国際的な秩序への脅威に結束して立ち向かうという点で象徴的な動きだ」と伝えています。