スー・チー氏 新たに汚職疑いで訴追 拘束の長期化図る狙いか

ミャンマーの国営の新聞は、軍に拘束されているアウン・サン・スー・チー氏が、新たに汚職の疑いで訴追されたと伝えました。スー・チー氏はこれまでに6件の罪に問われていて、軍としては拘束の長期化を図る狙いもあるとみられます。

ミャンマーの国営の新聞は6月10日、アウン・サン・スー・チー氏について、ヤンゴン管区政府の前の首相から現金60万ドルとおよそ11キロの金を違法に受け取ったことや、自身が理事長を務める財団が土地を借りた際に権力を乱用した不正などが明らかになり、新たに汚職の疑いで訴追されたと伝えました。

スー・チー氏は、軍によるクーデター以降、軟禁されていて、すでに、無線機を違法に輸入した罪など、6件の罪に問われ、審理が行われています。

スー・チー氏は5月、弁護士と面会した際には、みずからが率いる政党、NLD=国民民主連盟について「存続すると確信する」と述べ、市民に対して民主化をあきらめないよう呼びかけるメッセージを伝えていました。

軍としては、新たな訴追により、スー・チー氏の拘束の長期化を図る狙いもあるとみられます。