柏崎刈羽原発7号機 安全対策工事72か所未完了 東京電力発表

再稼働に向けて東京電力が安全対策工事を行っていた柏崎刈羽原子力発電所7号機で、終わったと発表していた工事の一部が完了していなかった問題を受けて、東京電力は会見を開き、点検の結果、72か所の工事が終わっていなかったと明らかにしました。

東京電力は、柏崎刈羽原発7号機の再稼働に向けた安全対策工事がことし1月に完了したと発表していましたが、その後、工事が終わっていなかった場所が複数見つかっていました。

これ受けて東京電力は総点検を行っていて、進捗(しんちょく)状況を発表しました。

それによりますと、配管の貫通部について浸水と火災の延焼を防ぐ対策工事が必要な5300か所を点検した結果、72か所で火災の対策工事が終わっていなかったということです。

理由について東京電力は、工事を担当するメーカーとの連携や東京電力内部の連携に不備があったことなどと説明しています。

東京電力は引き続き点検する場所があるとして、確認作業を継続するとしています。

東京電力新潟本社の橘田昌哉代表はこれについて「改めて地域の皆様に多大なご心配をおかけしたことをおわびいたします。今後は発電所を生まれ変わらせるつもりで、ひとつひとつ対策を行ってまいります」と陳謝しました。

加藤官房長官「深刻に受け止めている 抜本的対策を」

加藤官房長官は、午後の記者会見で「核物質防護を含めた安全確保は原子力事業者の基本であり、一連の事態は大変遺憾で、深刻に受け止めている。東京電力は信頼の回復に向けて、規制委員会の検査に真摯(しんし)に対応するとともに、核物質防護を含めた安全確保に対する組織的な管理について抜本的な対策を講じていくべきものと考えている」と述べました。