「競技会場に観客を入れるのは勇気のいる判断」千葉 熊谷知事

東京オリンピックの競技会場での観客の扱いについて千葉県の熊谷知事は、10日の記者会見で「人の移動が広範囲に広がることでのリスクを考えると、観客を入れるのはかなり勇気のいる判断になると思う」と述べました。

この中で熊谷知事は、まず、前提として「観客ありき、無観客ありきではなく、感染状況に応じて適切に判断されるべきだ」としたうえで、行政の立場から「観客ありにした場合は全国から会場に多くの方が訪れることになる。観戦以外でも都県をまたぐ移動の自粛を要請することができなくなり、行政として何が要請できなくなるのかを認識しバランスの中で判断していく必要がある」と述べました。

そして、現時点での認識として「夏休み期間でもあり、人の移動が広範囲に広がることによるリスクを考えると観客を入れるのは県民に要請する側としてかなり勇気のいる判断になると思う」と述べました。

また、熊谷知事は観客についての考えを自身のフェイスブックに書き込んだ際、オリンピックのことを「所詮はスポーツイベントだ」と表現したことについて質問されると、「県民の中には高齢者の父との面会や子どもたちとの貴重な経験を我慢されている方がいる。それと比較した時に、オリンピックのほうが崇高であるとはすべての人には言えないだろうという意味で、そういう人にとってみればスポーツイベントでしかないんだということを申し上げたかった。ただ、その部分だけを切り取られると、私がスポーツイベントを低く見ているというふうに受け止められるので、あの文章はもう少し違う表現をするべきだったと反省しています」と述べました。