「医療的ケア児」支援法案 11日に可決 成立へ

たんの吸引や人工呼吸器など医療的なケアが必要な子どもや、その家族を支援するため、国や自治体に必要な対応を求める法案は、参議院厚生労働委員会で全会一致で可決され、11日の参議院本会議で可決・成立する見通しです。

難病や障害で日常的に、たんの吸引や人工呼吸器などが必要な「医療的ケア児」は、推計で2万人以上いるとされ、登校する際に保護者の付き添いを求められたり、保育所などで預かってもらえなかったりするケースもあります。

このため「医療的ケア児」や、その家族を支援しようと、自民党や立憲民主党などが共同で提出している法案は、10日の参議院厚生労働委員会で採決が行われ、全会一致で可決されました。

法案では、子どもや家族が住んでいる地域にかかわらず適切な支援を受けられることを基本理念に位置づけ、国や自治体に支援の責務があると明記し、必要な対応を求めています。

そのうえで、学校や幼稚園、保育所の設置者に対し、保護者の付き添いがなくても、たんの吸引などのケアができる看護師や保育士などを配置することや、家族からの相談に応じるための支援センターを各都道府県に設置することなどを求めています。

法案は、11日の参議院本会議でも可決され、成立する見通しです。