東京五輪 馬場馬術 3人が日本代表に内定 いずれも五輪初出場

東京オリンピックの馬術のうち、馬場馬術の日本代表の内定選手が発表され、いずれもオリンピック初出場となる3人が選ばれました。

馬場馬術は、長方形の馬場の中で、馬のステップの正確さや美しさなどを競う種目です。

日本は馬術の各種目で開催国枠「3」を確保していて、日本馬術連盟は馬場馬術の個人と団体について、今月ベルギーで行われた選考会の結果などをもとに3人の代表選手を選び、10日発表しました。

選ばれたのは、北原広之選手(49)、佐渡一毅選手(36)、林伸伍選手(36)の3人で、いずれもオリンピック初出場となります。

馬場馬術の日本代表の古岡美奈子監督は「新型コロナで大会のキャンセルなどがあり、選手は大変だったと思う。3人とも、世界大会やアジア大会での経験が多く、メンタル的にも強くなってきている。オリンピックでは団体で入賞を目指したい。人馬一体の演技をぜひ見てほしい」と話していました。

北原広之「うれしいし ほっとしている」

北原広之選手は東京都出身の49歳。オリンピックは初めての出場となります。

2002年のプサン(釜山)アジア大会では、団体のメンバーとして銀メダル獲得に貢献したほか、全日本馬場馬術選手権では2004年から3連覇を果たしています。

東京オリンピック出場を目指し、3年前からはドイツを拠点に練習や大会への出場を行っていました。

北原選手は「目標としてきたので、うれしいし、ほっとしている。本番にピークをもっていって、馬が持つ最大のパフォーマンスを出すことを目指して調整していきたい。『やり切ったな』という演技を見せたいと思う」と話していました。

佐渡一毅「今まで積み上げたものを披露」

佐渡一毅選手は京都府出身の36歳。オリンピックは初めての出場となります。

5歳で初めて馬に乗り、大学卒業後、JRA=日本中央競馬会に所属してから、馬場馬術を本格的に始めました。

2014年からオランダを拠点に活動していて、2018年にはアメリカで行われた世界選手権に出場したほか、ジャカルタアジア大会では団体のメンバーとして金メダルを獲得するなど、国際大会で活躍してきました。

佐渡選手は「まだ実感はないが、オリンピック選手の自覚を持って、これからはトレーニングなどに取り組んでいきたい。今まで積み上げたものを披露して『こんな演技をする日本人がいるのか』と思ってもらいたい。オリンピックをきっかけに、多くの人に馬を見てもらえるよう、いい演技をしたい」と話していました。

林伸伍「大きな舞台 今から楽しみ」

林伸伍選手は北海道出身の36歳。オリンピックは初めての出場となります。

伯母が乗馬クラブで働いていた影響で、3歳で初めて馬に乗りました。

現在はドイツを拠点に活動していて、これまでに全日本馬場馬術選手権で3回の優勝を果たしているほか、2014年のインチョン(仁川)アジア大会では団体のメンバーとして銀メダルを獲得しました。

林選手は「選考が終わったばかりなので、これから少しずつ実感がわいていくと思う。初めてのオリンピックが自国開催なのでプレッシャーはあるが、自分も馬も大きな舞台のほうが力を出せるタイプだと思っているので、今から楽しみだ。今まで以上のパフォーマンスを出せるように準備したい」と話していました。