山口 光市 小規模事業所などで独自に職域接種 7月から

山口県光市は新型コロナウイルスのワクチン接種を加速させようと、政府が実施する職域接種の対象となっていない小規模な事業所などで、来月から独自の職域接種を始めることになりました。

職場や大学でワクチンを接種する職域接種は、今月21日から全国的に始まる見通しで、1000人以上の企業や大学が対象となっています。

光市では9日の時点で対象となる高齢者の71%余りが、1回目のワクチン接種を終えていることから、64歳以下の接種も加速させようと、独自の職域接種を始めることになりました。

対象は政府の職域接種の対象となっていない、従業員が5人以上の飲食店や事業所で、接種券が手元にあれば、希望者全員が受けられるということです。

独自の職域接種では市に配分されたファイザーのワクチンを使うということで、接種は医療機関で行うほか、従業員が50人以上の事業所には希望に応じて、市が調整したうえで医師や看護師を派遣するとしています。
光市商工観光課の萬治貴久課長は「事業者も市民も安心してもらえるよう1日も早く接種を進めたい。接種は強制ではないので受けない人への配慮もお願いしたい」と話していました。