米中 産業政策の担当閣僚が電話会談 対話継続確認も予断許さず

アメリカと中国の産業政策の担当閣僚が電話会談を行い、対話を継続することを確認しました。米中両国はこのところ経済分野の閣僚級協議を相次いで行っていますが、アメリカは半導体などの先端技術をめぐる競争で、中国への対抗姿勢を強めていて、予断を許さない状況です。

中国商務省によりますと、王文涛商務相とアメリカのレモンド商務長官は、日本時間の10日午前、電話会談を行い「貿易や投資の発展を促進して双方の違いを適切に処理することで合意した」として、対話を継続することを確認しました。

アメリカと中国の間では、今月2日にイエレン財務長官と劉鶴副首相が電話会談するなど、このところ閣僚級の電話会談を相次いで行っていて、人権や台湾の問題などをめぐって対立する一方で、経済分野では対話を継続する姿勢を示しています。

ただ、アメリカではバイデン政権が先端技術などの供給網を強化するための計画をまとめたほか、議会上院は半導体や次世代通信技術などの国内産業に巨額の予算を投じる法案を可決していて、これらの分野での競争で中国に対抗する姿勢を強めています。

これに対して、中国でもアメリカを念頭に外国からの制裁に対抗することを目的にした法案が審議されていて、米中関係は予断を許さない状況です。