国会 来週の会期末に向け 与野党攻防激化へ

9日の党首討論について与党側からはワクチン接種の目標など政府の方針が明確に示されたと評価する意見が出ています。これに対し野党側は、政権を変える必要性が明らかになったとして内閣不信任決議案の提出を求める声が強まっていて、来週の会期末に向けて与野党の攻防が激しくなる見通しです。

国会では9日、菅内閣で初めてとなる党首討論が開かれ、菅総理大臣は新型コロナウイルスのワクチン接種について希望する人すべてが10月から11月にかけて終えられるよう取り組む考えを示しました。

菅総理大臣は9日夜、記者団に対し「新型コロナ対策や東京オリンピック・パラリンピックについて私の考え方を丁寧に説明させていただけたと思っている。これからもしっかり説明したい」と述べました。

与党側からはワクチン接種の目標など政府の方針が明確に示されたとして評価する意見が出ていて、来週16日までの国会の会期内に残る法案の成立に全力をあげるとともに、ワクチン接種の加速化や感染拡大の防止に向けて政府を後押ししていく方針です。

これに対し野党側は、立憲民主党の枝野代表が「補正予算案の編成や国会の会期延長の必要性などに対する回答は全くなく、国民の命と暮らしを守るには政権を変えるしかないと確信した」と述べ、野党党首会談を開いて今後の対応を協議する考えを示しました。

野党内には内閣不信任決議案の提出を求める声が強まっていることから、10日に開かれる党首会談ではその扱いも協議される見通しで、来週の国会の会期末に向けて与野党の攻防が激しくなる見通しです。