スポーツ庁 室伏長官考案の動画作成 コロナ禍の運動不足解消に

新型コロナウイルスの影響で、運動不足を感じている人たちの健康作りの参考にしてもらおうと、スポーツ庁は、室伏長官がみずから考案した体の状態がチェックできる動画を作成しました。

この動画は、大学院で運動科学を研究した室伏長官が独自に考案し、「肩甲骨」や「足首」など体の11の部位ごとに分かれています。

室伏長官みずからが出演して可動域を調べる動きや、柔軟性を高めるストレッチ方法などを実演していて、動画を見ながら職場や家庭で気軽に体を動かし自分自身で体の状態をチェックして改善に役立てることができます。

スポーツ庁によりますと、去年11月にインターネットで全国の2万人を対象に調査したところ、「運動不足を感じる」と回答した人が79.6%に上ったということです。
背景には、長引く新型コロナウイルスの影響によるライフスタイルの変化などがあるとみられ、スポーツ庁は「コロナ禍でも健康的な生活を送るため、自分の体の状態を把握し、意識的に体を動かすきっかけにしてほしい」としています。

この動画は来月上旬まで、動画投稿サイト「YouTube」のスポーツ庁の公式アカウントなどで定期的に公開されます。