東京都 インドで見つかった変異ウイルスによるクラスター発生

東京都はインドで見つかった「L452R」の変異があるウイルスに10歳未満と10代、それに40代の男女合わせて10人が感染したことを9日、新たに確認したと発表しました。都内で1日に確認された数としてはこれまでで最も多くなりました。

10人は8日に感染が確認された男子中学生が通う中学校の同級生4人とその家族6人で、都によりますと、同級生らは登下校などで行動をともにしていたということです。

保健所は「L452R」の変異があるウイルスによるクラスターが発生したと断定しました。

都によりますと「L452R」の変異があるウイルスで同居していない人のクラスターが発生したのは初めてです。

10人全員軽症で自宅で療養しているということです。

保健所はこの中学校の生徒と教員100人程度の検査を進めています。

これまでの調査では、この学校の関係者で海外への渡航歴がある人の報告はないということで、保健所は感染経路について詳しく調べています。

これで都内で「L452R」の変異があるウイルスの感染が確認されたのは合わせて43人になりました。