愛知県内15市 県要請で東京大会パブリックビューイング中止へ

愛知県の大村知事は、東京オリンピック・パラリンピックの期間中にパブリックビューイングを計画していた県内15の市に、県が開催の中止を求め、いずれも開催を取りやめる見通しになったと明らかにしました。また県民に対して、職場や飲食店などで大勢で観戦することを自粛するよう呼びかけました。

9日の記者会見で、愛知県の大村知事は、県内の市町村や経済団体に対し、東京オリンピック・パラリンピックの期間中に計画しているパブリックビューイングを中止するよう求めたことを明らかにしました。

愛知県内では、15の市が大会期間中にパブリックビューイングを計画していたということですが、すべての市が、県の求めに応じて開催を取りやめる見通しだと説明しました。

さらに大村知事は、県民に対して、大会期間中、パブリックビューイングのほか職場や学校、飲食店などで大勢で観戦することを自粛し、少人数で自宅のテレビなどで観戦するよう呼びかけました。

大村知事は「新型コロナウイルスのワクチン接種が終わっていない中で、大勢での観戦を行えば、感染が拡大するのは明らかだ。残念だが取りやめてほしい」と述べました。