東京都 新型コロナ 7人死亡 440人感染確認 27日連続前週下回る

東京都内では9日、新たに440人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、27日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。都の担当者は先月上旬までの大型連休以降、人の流れがずっと増え続けていると指摘したうえで「若い世代にも人との接触を減らすよう努力してもらいたい」と協力を呼びかけました。

東京都は9日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて440人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の水曜日より47人減り、前の週の同じ曜日を下回るのは27日連続となりました。

また、9日までの7日間平均は401.6人となり、前の週の80.3%です。

440人の年代別は
▽10歳未満が12人
▽10代が27人
▽20代が135人
▽30代が96人
▽40代が72人
▽50代が54人
▽60代が26人
▽70代が12人
▽80代が4人
▽90代が2人です。

440人のうち、およそ66%に当たる289人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

一方、感染経路がわかっている150人の濃厚接触者の内訳は
▽「家庭内」が78人と最も多く
次いで
▽「職場内」が30人
▽「会食」が18人
▽「施設内」が4人などとなっています。

このほか、ベトナムへの渡航歴のある人が1人いました。

都の担当者は先月上旬までの大型連休以降、人の流れがずっと増え続けていると指摘したうえで「一度、家庭内にウイルスを持ち込むと感染を防ぐのはなかなか難しい。そもそも感染しないことが重要で若い世代にも人との接触を減らすよう努力してもらいたい」と協力を呼びかけました。

これで都内で感染が確認されたのは16万4724人になりました。

また、都が参考として発表した8日の検査件数は6873件で、8日までの3日間の平均は6321.3件でした。

9日時点で入院している人は8日より73人減って1626人で「現在確保している病床に占める割合」は29.1%です。

都の基準で集計した9日時点の重症の患者は8日より3人減って57人で、重症患者用の病床の15.3%を使用しています。

また、都は感染が確認された
▽50代の女性1人と
▽70代から90代までの男女6人の
合わせて7人が死亡したことを明らかにしました。

このうち50代の女性と70代の男性、それに90代の男性の合わせて3人はN501Yの変異があるウイルスに感染していたということです。

「N501Y」の変異があるウイルスに感染して亡くなった人は、都内で58人になりました。

これで、都内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は2128人になりました。