企業間協力で職域接種支援 ビルを接種会場に無償貸し出し 長崎

長崎市にコールセンターなどの拠点がある生命保険会社が、会議室のレンタル事業を行う会社と協力して、長崎市にあるビルを職場でのワクチン接種を行う会場として、地域の企業に無償で貸し出す取り組みを始めることになりました。

この取り組みは長崎市に拠点がある「メットライフ生命」と、会議室のレンタル事業を行う「ティーケーピー」が共同で行うもので、両社は9日、都内でワクチンの接種に関する協定を結びました。

協定では、メットライフ生命が長崎市にある「長崎本社」のビルのおよそ600平方メートルのスペースをワクチン接種の会場として地域の企業に無償で貸し出し、ティーケーピーは会場の設営や予約に関する事務作業などを行うとしています。

今月下旬から、まずメットライフ生命の従業員や家族を対象にワクチンの接種を行い、その後、地域の企業からの申し込みを受け付けることにしています。

メットライフ生命のディルク・オステイン社長は「長崎の地域社会に貢献できることをうれしく感じている」と話していました。

またティーケーピーの河野貴輝社長は「地域でワクチンの接種を進めるモデルケースにしたい」と話していました。