プロ野球 5月の月間MVP ホームラン6本の阪神 佐藤輝明が初受賞

プロ野球の5月の月間MVPが発表され、セ・リーグの打者部門では阪神のドラフト1位ルーキー、佐藤輝明選手が持ち味の長打力を発揮して6本のホームランを打ち初めて受賞しました。

佐藤選手は5月、19試合すべてに出場して打率3割1厘、ホームラン6本、19打点をマークしました。

5月2日の広島戦でプロで初めて4番に起用され、逆転満塁ホームランを打ち、28日の西武との交流戦ではセ・リーグのルーキーでは長嶋茂雄さん以来、63年ぶりに2人目となる1試合で3本のホームランをマークするなど、首位を走るチームの原動力になりました。

阪神でのルーキーの受賞は藤浪晋太郎投手以来、8年ぶりです。

セ・リーグの投手部門では同じく阪神のスアレス投手が初めての受賞です。

スアレス投手は抑えとして5月は12試合に登板して自責点0、7試合連続を含む9セーブをあげ抜群の安定感を見せました。

一方、パ・リーグの打者部門ではオリックスの吉田正尚選手が去年8月以来、4回目の受賞です。

吉田選手は5月は23試合すべてに出場し、打率3割8分2厘、ホームラン6本、ともにリーグトップとなるヒット34本、24打点をマークし、得点圏打率も5割4分5厘と勝負強さを発揮しました。

パ・リーグの投手部門では、ソフトバンクのマルティネス投手が日本ハム時代を含めて来日4年目で初の受賞です。

マルティネス投手は5月は5試合に先発して4勝1敗リーグトップとなる防御率1.97をマークし首位争いする中で先発投手陣を引っ張りました。

阪神 佐藤輝明 スアレスの談話

セ・リーグの打者部門で初めて月間MVPを受賞した阪神のルーキー佐藤輝明選手は「チームに貢献できたということなので素直にうれしい。開幕当初よりも慣れてきて少しずつ状態が上がってきた。毎日の試合の中で反省を見つけて練習した結果だと思う」と話しました。

離脱した大山悠輔選手の代わりに一時、4番に入ったことについては「4番は注目されるし打たないといけないと感じた。いずれは4番を任せてもらえるバッターになりたい」と抱負を話しました。

セ・リーグの投手部門で初めて月間MVPを受賞したスアレス投手は「初めてなのでとてもうれしい。セーブのチャンスをものにすることができたし、チームに貢献できるいちばんの道なのでよかった」と喜びを話しました。

そのうえで、昨シーズン、最多セーブのタイトルを獲得していることに触れ、「毎日成長することを心がけているので、去年の成績を超えたいし、チームの優勝を目指して頑張りたい」と話しました。

阪神の選手が投打そろって月間MVPに選ばれたのは、前回リーグ優勝を果たした平成17年の9月に投手部門で下柳剛さん、打者部門で現在、ロッテの今岡真訪ヘッドコーチが受賞して以来、16年ぶりです。

オリックス 吉田正尚の談話

パ・リーグの打者部門で4回目の月間MVPを受賞したオリックスの吉田正尚選手は「素直にうれしく思う。いい時と悪い時があるが、コンディションを整えて、その日のベストを尽くすことだけを考える。打点はチームにとってもいいことなので、1点でも多く取れてよかった」と話していました。

そのうえでパ・リーグで2年連続の最下位からの巻き返しを目指し首位から6ゲーム差の4位につけているチームの雰囲気について「みんなでつなぎ、どこからでも点が取れるような一体感が出ていると思う。継続してチームとして戦っていきたい」と話していました。

ソフトバンク マルティネスの談話

パ・リーグの投手部門で初めて月間MVPを受賞したソフトバンクのマルティネス投手は「とてもうれしいし光栄だが、自分1人の力ではない。しっかりリードしてくれたキャッチャーの甲斐選手や打ってくれた打線など、チームメートなくしては受賞できなかった」と喜びを語りました。

また、2年連続のリーグ優勝を目指す中、2位につけているチームの雰囲気については「本当にみんな野球を楽しんで、自分に自信を持ってプレーしている。このチームが目指しているところはもっと高いところだと思う。そこに近づけるように貢献していきたい」と話しました。