ワクチン接種受けた町民対象に「地域通貨」 栃木 益子町

栃木県益子町は、新型コロナウイルスのワクチン接種を促そうと、接種を受けた町民に対し、町内で使える地域通貨を配布する取り組みを行っています。

益子町は、65歳以上の高齢者を対象にしたワクチンの優先接種を進めていて、これまでに高齢者全体の20%に当たるおよそ1400人が1回目の接種を終えています。

町では接種を受けた町民に対し、町内で使える地域通貨「ましこスマイル通貨」を配布して接種を促す取り組みを行っていて、9日は町内の集団接種会場で接種を終えた高齢者が1000円分の地域通貨を受け取っていました。

地域通貨は町内のスーパーや飲食店などおよそ200店舗で使えるということで、町民1人当たり、2回のワクチン接種で合わせて2000円分が配られるということです。

町では高齢者だけでなく、今後、接種を受けるすべての町民に配布する予定で、ワクチンの早期接種につなげたいとしています。
益子町健康福祉課の櫻井英樹課長は「地域通貨の配布は地域経済を活性化させるねらいもある。ウイルスを終息させるために接種を進めていきたい」と話していました。