「豊田国際体操」2年連続中止決定 収支見込み立たず大会終了へ

愛知県豊田市で開かれてきた体操の国際大会「豊田国際体操」が新型コロナウイルスの影響で2年続けて中止することが決まり、来年以降も収支の見込みが立たないとして、10年以上続いた大会を終えることになりました。

「豊田国際体操」は、毎年12月ごろに愛知県豊田市で開かれる体操の国際大会で、男女の種目別競技に内村航平選手や寺本明日香選手など、国内外のトップ選手が参加してきました。

主催する豊田市などは9日、新型コロナウイルスの影響で出入国の制限が続いていることなどから、去年に引き続き、ことしの大会も中止することを明らかにしました。

さらに、来年以降についても収支の見込みが立たないとして開催しないことを決め、平成19年から10年以上続いた大会を終えることになりました。

豊田市は「まことに残念だが、豊田市では、ほかにもトップアスリートが集う大会が数多く開かれているので、今後も引き続き足を運んでもらいたい」と話しています。