北海道~九州の広範囲で晴れ 九州で猛暑日予想も 熱中症に注意

9日は北海道から九州の広い範囲で晴れて気温が上がり、各地で30度以上の真夏日となっています。

午後は九州で35度の猛暑日になるところもある見込みで、熱中症に十分注意が必要です。

気象庁によりますと、9日は九州から北海道の広い範囲で高気圧に覆われて晴れ、午前中から気温が上がっています。

午前11時半までの最高気温は
▽大分県日田市で32.6度、
▽愛媛県大洲市で32.5度、
▽群馬県高崎市で31.7度、
▽静岡県三島市で30.8度、
▽京都市で30.1度などと
各地ですでに真夏日になっています。

午後も気温はさらに上がり、日中の最高気温は
▽福岡県久留米市と大分県日田市で35度と、
猛暑日になると予想されているほか、
▽山口市で34度、
▽熊本市で33度、
▽大阪市と甲府市で32度、
▽名古屋市と東京の都心で31度などと
厳しい暑さが予想されています。

湿度なども加えた「暑さ指数」は、九州北部などで運動を原則中止し、外出もできるだけ避けることが必要だとする「危険」まで上がる予想で熱中症に十分注意が必要です。

「高齢者」には声かけを

熱中症で搬送された人の約半数は65歳以上の高齢者です。

ワクチン接種などで外出する機会もあると思いますが、高齢になると暑さを感じにくくなり、基礎代謝も落ちるため、体感に頼ると「まだ暑くない」と対策が遅れます。

家族や周囲の人が電話など直接声をかけ、エアコンの使用確認や時間を決めた水分補給を呼びかけてください。

特に注意 高齢者と子ども

熱中症で注意が必要なのは「高齢者」と「子ども」です。

特に高齢者はワクチンの接種などで屋外に出る機会もあります。

マスクをしていることもあり、ふだん以上に注意してください。

避けられない外出には

熱中症の危険性が高い時は「外出しない」ことも重要ですが、ワクチンの接種などで外出が避けられない時は、直射日光を避け、なるべく涼しい服装で出かけましょう。

こまめに水分補給ができるように、水筒なども持ち歩きましょう。

長時間の外出は避けてください。

専門家「高齢者には しつこいくらい『声かけ』を」

高齢になると暑さを感じにくくなり、基礎代謝も落ちるため、若い人より寒がりになります。

体感に頼ると「まだ暑くない」と対策が遅れます。

基準を設け、家族や周囲の人が電話など、直接声をかけてエアコンの使用を確認してください。

また、水分補給は食事の時だけでなく、時間を決めて行うことも大切です。

熱中症対策に詳しい帝京大学医学部附属病院高度救急救命センターの三宅康史センター長は「家族や周囲の人が電話する時は『室温は何度?』と確認し『28度に下がるまでエアコンを入れ続けて』などと、具体的に伝えてください。そして『2時間後にまた電話するね』と、継続して確認する意思を伝えることも大切です。しつこいようですが、繰り返し確認することで、エアコンを付けることが習慣になるのが望ましいです」と指摘しています。

子どもの体調変化に注意を

また、子どもは体温調節の機能がまだ発達しておらず、体に熱がこもりやすくなっています。

体の異変をうまく伝えられないため、大人が体調の変化に気を配り、水分の補給などを心がける必要があります。

熱中症とマスク

環境省や厚生労働省は、マスクを着けると皮膚からの熱が逃げにくくなり体温調節がしづらくなっているとして、マスクを着用しているときは、のどが渇いていなくても、こまめな水分補給をするよう呼びかけています。

また、距離を十分に取れる場所では、マスクを外すなどの対策も必要だとしています。