中国 ミャンマー軍に暴力の即時停止など働きかけ

中国の王毅外相はクーデターを起こしたミャンマー軍によって外相に任命されたワナ・マウン・ルウィン氏と会談し、ASEAN=東南アジア諸国連合が合意した暴力の即時停止など5つの項目の実現を働きかけました。

ミャンマー情勢を巡っては中国とASEANの外相が7日、中国内陸部の重慶で会合を開き、ASEAN側は暴力の即時停止や特使の派遣などASEANが合意した5つの項目の実現に向けて中国に支援を求めました。

これを受けて中国の王毅外相は8日、ミャンマー軍によって外相に任命されたワナ・マウン・ルウィン氏と会談しました。

会談についてミャンマーの国営テレビは、中国がミャンマーとの共同事業を継続すると約束したうえで「ASEANでの合意と内政不干渉の原則にしたがって状況が改善されることを支持した」などと伝えました。

一方、中国外務省は、王外相が「ASEANの合意を実行し、再び暴力事件が発生するのを避け、民主化プロセスが再開することを支持する」として、ASEANが合意した5つの項目を実現するよう働きかけたと発表しました。

また王外相は「中国のミャンマーに対する友好政策は国民全体に向けられている」と述べたともしていて、中国として、ミャンマー軍だけでなく民主派勢力にも配慮している姿勢を示す狙いがあるものとみられます。