中国 中東欧諸国の企業と商談会 関係の強化目指す

中国で中東欧の各国の企業が参加して貿易を促す展示商談会が開かれました。中東欧の国の間で中国との協力に温度差も出る中、中国政府としては経済協力を強化し関係をつなぎとめるねらいがあるとみられます。

この展示商談会は、中国政府などが中東欧の国からの輸入拡大を目的に開いたもので、東部の浙江省寧波で8日から4日間の日程で始まりました。

会場にはセルビアのワインやチェコのガラス製品などが展示され、インターネットの生中継で商品を販売する「ライブコマース」のブースも設置されて各国の特産品の売り込みを行っていました。

中国は中東欧の17か国と経済協力の枠組みを作り、巨大経済圏構想「一帯一路」などを通じて関係を深めてきました。

しかし、参加国の間ではインフラ事業の停滞などから失望の声も出ていて、リトアニア政府が先月、経済協力の枠組みからの離脱を表明するなど中国との協力には温度差も出ています。

こうした中、展示商談会の開幕式には、中国の胡春華 副首相が出席し、農産物などの輸入を増やす方針を改めて強調したほか、新型コロナウイルスのワクチンの開発や生産をめぐっても協力を強化する考えを示し、経済面などの協力を通じて関係をつなぎとめるねらいがあるとみられます。