ワクチンを使用期限の6時間以内に使い切る取り組み 和歌山

新型コロナウイルスの高齢者向けの接種に使われているワクチンは6時間以内に使い切る必要があります。高齢者の接種率が全国トップクラスの和歌山県では、訪問診療に合わせてワクチンを打つケースも多く、医療機関での接種と組み合わせて時間内に使い切ろうという取り組みが進められています。

和歌山市の星野クリニックは、院内での接種に加えて訪問診療を行っている高齢者に対しては、自宅でワクチンを打つ取り組みを行っています。

しかし、使用しているファイザー社製のワクチンは1つの小瓶を薄めると6回分を作ることができますが、6時間以内に使い切らないといけません。

さらに訪問での接種は移動時間に加えて副反応が出ないか確認する時間などもかかることから、このクリニックでは1日の予定を組む際に訪問と院内での接種を効率的に組み合わせて、時間内に使い切れるように工夫しているということです。

7日も院内で4人に接種したあと、残る2回分を持ってがんで自宅療養中の男性を訪ね、男性とその妻に接種していました。

クリニックの星野好則院長は「時間の制約がある中で効率よく回れるようにするのが大事だ。できるだけ多くの人にワクチンを届けたい」と話していました。

和歌山県は接種会場に行けない高齢者にいかに効率的にワクチンを打っていけるかが今後、早期に接種率向上させる鍵になると分析しています。