国際

国連 グテーレス事務総長が2期目も続投へ

国連のグテーレス事務総長が来年1月からの2期目を務めることが事実上決まり、新型コロナウイルスのワクチンの普及や、気候変動対策など地球規模の課題で、国際社会の力を結集できるかが引き続き問われることになります。
国連の安全保障理事会は8日、ことしいっぱいで1期目の任期を終えるグテーレス事務総長の続投を推薦する決議案を、5つの常任理事国を含む全会一致で採択しました。

採択のあと、議長を務めるエストニアのユルゲンセン国連大使は記者団に、「グテーレス氏は過去5年間、その地位にふさわしいことを証明してきた」と述べました。

国連の事務総長は安保理の推薦に基づいて国連総会が任命することから、これでグテーレス氏が来年1月からの2期目を務めることが事実上決まりました。

アントニオ・グテーレス氏は72歳。

ポルトガルの首相や国連の難民高等弁務官を務め2017年1月から第9代の国連事務総長を務めています。

グテーレス氏は「たいへん光栄であり、私を信頼してくれた安保理メンバー国に感謝する」との声明を発表しました。

国連は、2030年までに貧困の撲滅や格差の解消、気候変動対策などを実現する開発目標を定めていますが新型コロナウイルスの世界的な感染で、計画通りに進んでいません。

グテーレス氏としては2期目に向けて、ワクチンの普及などで、国際社会の力を結集できるかが引き続き問われることになります。

加藤官房長官「今後も連携し 全面的に支援」

加藤官房長官は、午前の記者会見で「気候変動や新型コロナウイルス感染症への対応など、国連が取り組む幅広い分野で指導力を発揮するグテーレス事務総長と緊密に協力を行ってきた。これまでグテーレス事務総長が果たしてきた役割を評価しており、引き続き国際社会の諸課題の解決に向けて指導力を発揮し、重責を務められることを期待している。今後も連携し、国際社会の諸課題に対応していきたいと考えており、活動を全面的に支援する」と述べました。

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