世界の半導体市場“55兆円余りに”去年より大幅に拡大

世界的に需要が高まっている半導体について、メーカー各社が加盟する機関は、ワクチン接種が進み経済活動が活発化していくことで、ことしの世界の半導体市場は去年より19%余り拡大するという予測をまとめました。

世界の主な半導体メーカー44社が加盟する統計機関「WSTS」は、ことしの世界の半導体市場が5272億ドル、日本円にして55兆円余りに上るという予測をまとめました。

これは去年を19.7%上回る規模で、世界的な需要の高まりを受けて大幅に拡大するとみています。

主な要因として、
▽新型コロナウイルスを機にテレワークが広がり、パソコンやタブレット端末向けの半導体の需要が引き続き堅調なこと。

また、
▽ワクチン接種の進展による経済活動の活発化で、自動車向けの需要がさらに増えることなどを挙げています。

国内の半導体市場も、去年より11.8%多い4兆3529億円に拡大すると予測しています。

半導体は、世界的に不足する状態が続いていて、自動車メーカーが減産や生産の一時停止を迫られるなど、さまざまな産業への影響が懸念されています。

WSTSは「今の常に強い需要が急速に弱まる要因も見られず、来年も市場の拡大が続くだろう。業種によっては需給がひっ迫することも考えられる」と話しています。