青酸連続殺人 筧千佐子被告 最高裁で弁論

京都、大阪、兵庫で夫など4人の男性に青酸化合物を飲ませ、3人を殺害した罪などに問われ、1審と2審で死刑を言い渡された筧千佐子被告の裁判が最高裁判所で開かれ、弁護士は「被告は認知症が進み裁判を受ける能力がない」と主張した一方、検察は上告を退けるよう求めました。

筧千佐子被告(74)は、平成19年から25年にかけて、京都、大阪、兵庫で夫や内縁関係などにあった4人の高齢の男性に青酸化合物を飲ませ、3人を殺害したとして、殺人などの罪に問われています。

1審の京都地方裁判所と2審の大阪高等裁判所では、弁護側が無罪や裁判手続きの停止を主張しましたが、死刑を言い渡され、被告側が上告しています。

最高裁判所で開かれた弁論で、被告の弁護士は「被告は認知症が進み、裁判を受ける能力がないことは明らかだ」と述べ、1審か2審で審理をやり直して認知症の程度を鑑定すべきだと主張しました。

一方、検察は「認知症の程度は軽く、裁判を受ける能力があると認めた2審の判断に誤りはない」と述べ、上告を退け、死刑を言い渡すよう求めました。

判決は夏にも言い渡される見通しです。