水泳 飛び込み代表内定の玉井陸斗「精いっぱいの演技したい」

東京オリンピック開幕まで1か月半となる中、飛び込みの代表に内定している14歳の中学3年生、玉井陸斗選手がリモートで取材に応じ、「ワクワクしている。自分のできる精いっぱいの演技をしたい」と抱負を語りました。

玉井選手は、先月行われたワールドカップ、男子高飛び込みで8位に入賞し、東京オリンピックの代表に内定しました。

オリンピック開幕まで1か月半となる中、玉井選手は8日、リモートで取材に応じ、「今の心境はワクワクしているのと、活躍しなければならないという不安な気持ちも少しあります。自分のできる精いっぱいの演技をしてメダル争いをしたい」と抱負を語りました。

玉井選手は、後ろ向きに入水する技を苦手としていて、課題克服のため現在は、踏み切りの際の姿勢を見直すなど陸上でのトレーニングに力を入れているということです。

玉井選手は「後ろ向きに入水する技でノースプラッシュができていないので、空中姿勢や水面までの角度をオリンピック本番までに修正していきたい」と話していました。

そのうえで、ワールドカップでは演技構成に入れていなかった逆立ちから後ろに宙返りする大技を新たに取り入れて難易率を上げる考えを明かし、「ワールドカップでは内定のために安定をとったが、オリンピックでは難易率をあげて戦わないと決勝の舞台にいけないと思っている。完成度はまだ半分くらいだが、本番までに修正して勝負したい」と話していました。

オリンピック前の課題克服に

オリンピックを前に玉井陸斗選手は、地元・兵庫県宝塚市のプールで練習しています。

玉井選手を指導する馬淵崇英コーチによりますと、大会本番に向けて苦手としている後ろ向きに入水する技の安定性を高めるために、マット上での宙返りや、ロープを使って宙づりの状態で空中での姿勢を確認しながら入水する際のフォームを体に覚え込ませているということです。

馬淵コーチは、「キレと安定性を出せるよう毎日細かいところを取り組んでいる。よくできるものと不安定なものがあるが、練習で何本も飛んでよくなってきている」と話していました。

オリンピックを前に先月、東京で行われたワールドカップに出場し、世界の舞台を経験できたことが精神的な成長につながっているということで、「もともと14歳とは思えないくらい精神的に強い選手だが、ワールドカップの決勝まで戦い抜いたことが、さらに大きな自信になっていると思う。本番ではもっと順調に勝ち進める」と大会本番に向けて期待を高めていました。