職場や大学などでのワクチン接種 21日の開始前に申請受け付け

政府は、職場や大学などでの新型コロナウイルスワクチンの職域接種を今月21日から始めるのを前に、8日午後2時からオンライン上で申請の受け付けを開始しました。

政府は、21日から職場や大学などでのワクチンの職域接種を始める方針で、効率的に接種を進めるため、まずは1000人以上の規模の企業などから始めることにしています。

これを前に、政府は8日午後2時からオンライン上で「職域接種会場申請サイト」を公開し、申請の受け付けを始めました。

申請を行う企業や大学などは、専用サイトでメールアドレスを登録し、その後送られてくる申請フォームに、接種を実施する会場やワクチン納入の希望日などの情報を入力することになっています。

政府によりますと、8日午後5時現在で414会場の設置の申請があったということです。

政府は、各自治体での接種や、東京・大阪などでの大規模接種に加え、職域接種を開始して接種の機会を広げることで、一層の加速化を図りたい考えです。

加藤官房長官「不適切な申請には適切な措置」

加藤官房長官は、午後の記者会見で「本日午後2時から、総理大臣官邸のホームページからアクセスできる専用WEB入力フォームで受け付けを開始した。申請件数は当面、毎日午後5時時点の申請件数を集計し、取りまとめ次第、総理大臣官邸のツイッターで同日中に公表していく」と述べました。

また「申請にあたっては『不適切な申請には適切な措置を行う』とウェブ上で呼びかけている。担当者の連絡先や組織の基本情報を登録していただくことになっており、受け付けをする際には、そうした情報をもとに架空企業や、なりすましではないか、などを適宜確認する」と述べました。