東京都 コロナ 369人感染確認 「家庭内」と「職場内」で8割

東京都内では8日、新たに369人の感染が確認されました。
感染経路がわかっている人のうち、「家庭内」と「職場内」をあわせると8割近くにのぼっていて、都の担当者は「家庭内でも対策を徹底するほかテレワークや、時差出勤の試みなども進め、できるだけ感染リスクを減らすよう取り組んでほしい」と呼びかけています。

東京都は8日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女あわせて369人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1週間前の火曜日より102人減り、(6/1=471人)前の週の同じ曜日を下回るのは26日連続となりました。

また、8日までの7日間平均は408.3人となり、前の週の76%です。

都の担当者は「少しずつ確実に減少しているが、リバウンドの可能性はある」として、引き続き警戒するよう呼びかけています。

8日の369人の年代別は、
▽10歳未満が19人、
▽10代が24人、
▽20代が114人、
▽30代が72人、
▽40代が58人、
▽50代が41人、
▽60代が21人、
▽70代が15人、
▽80代が3人、
▽90代が2人です。

369人のうち、およそ64%にあたる238人はこれまでのところ感染経路がわかっていません。

また、インドネシアへの渡航歴のある人が1人いました。

一方、感染経路がわかっている130人の濃厚接触者の内訳は、
▽「家庭内」が70人と半数以上を占め、
次いで
▽「職場内」が30人、
▽「施設内」が13人、
▽「会食」が6人などとなっています。

「家庭内」と「職場内」での感染があわせておよそ77%にのぼっていて、都の担当者は「家庭内でも、手洗いや消毒、換気に加え食事を個々のお皿に分けるなど対策を徹底するほか、テレワークや時差出勤の試みなども進め、できるだけ感染リスクを減らすよう取り組んでほしい」と呼びかけています。

これで都内で感染が確認されたのは16万4284人になりました。

また、都が参考として発表した7日の検査件数は8913件で、7日までの3日間の平均は5186.3件でした。

8日時点で入院している人は7日より35人減って1699人で、(6/7=1734人)「現在確保している病床に占める割合」は30.4%です。

(1699人÷5594床)。

一方、都の基準で集計した8日時点の重症の患者は7日より1人減って60人で、(6/7=61人)重症患者用の病床の16.1%を使用しています。

(60人÷373床)。

また、都は、感染が確認された50代から90代までの男女、あわせて10人が死亡したことを明らかにしました。

このうち、50代と60代の男性、それに60代と90代の女性の合わせて4人は「N501Y」の変異があるウイルスに感染していたということです。

「N501Y」の変異があるウイルスに感染して亡くなった人は、都内で55人になりました。

(6/7=51人)これで、都内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は2121人になりました。

(6/7=2111人)。