沖縄 休校で給食がなくなった子どもたちに無料で弁当を配布

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、沖縄県では多くの小中学校が休校になっています。こうした中、給食がなくなった子どもたちを支援する動きが出ています。

豊見城市にある弁当店「たーみーkitchen」は、8日から店舗の横で子どもたちに無料で弁当を配っています。

用意されたのはカレーライス70食です。

午前11時ごろになると、親子連れや子どもたちが次々と訪れ、受け取っていきました。

この弁当店では休校の期間中、毎週火曜日と金曜日に、弁当を配ることにしています。

7人の子どもを育てているという女性は「ありがたいです。助かります。休校は『またか』という感じで、早くコロナが収束してもとの生活に戻ってほしいです」と話していました。

主催した宜保晴毅さんは「給食がなくなり、食事ができない子が出てくるのではないかと思い配布を決めました。保護者がいる家庭でも3食をずっと作るのは負担なので、少しでも休んでもらえれば」と話していました。

沖縄県や経済界などでつくる「沖縄子どもの未来県民会議」は、休校の期間中、無料で100食以上を提供した飲食店に対し、1店舗当たり3万円を助成することにしています。

沖縄県によりますと、すでに複数の飲食店から問い合わせがきているということです。