東京パラ 車いすテニスの日本代表に大谷ら新たに8人内定

車いすテニスの東京パラリンピックの日本代表に、去年の全仏オープンで準優勝だった大谷桃子選手など新たに8人が内定し、すでに内定していた国枝慎吾選手と上地結衣選手と合わせて10人となりました。

日本車いすテニス協会は8日、車いすテニスの東京パラリンピックの日本代表について、2018年のアジアパラ大会で優勝し、すでに内定していた国枝選手と上地選手に加え、6月7日付けのシングルスの世界ランキングによって新たに内定した選手8人を発表しました。

男子は、眞田卓選手、三木拓也選手、荒井大輔選手の3人。

女子は去年、全仏オープンの女子シングルスで準優勝だった大谷桃子選手、田中愛美選手、高室冴綺選手の3人が内定しました。

足だけでなく腕や手にも障害のある、男女共通の種目のクアードは、菅野浩二選手、諸石光照選手の2人が内定しました。

東京パラリンピックは8月24日に開幕し、車いすテニスは8月27日から9月4日までの日程で行われます。

眞田卓選手とは

眞田卓選手は栃木県那須塩原市出身の36歳。

車いすテニス男子シングルスの最新の世界ランキングは10位です。

19歳の時にオートバイの事故で右足を切断し、中学時代のソフトテニスの経験を生かしすぐに車いすテニスを始めました。

2012年のロンドンパラリンピックを目指すために、2011年から本格的に競技として取り組み世界ツアーに参戦しています。

2018年には車いすテニスの世界国別選手権「ワールドチームカップ」で日本男子の優勝に貢献しました。

フォアハンドの強打が持ち味です。

パラリンピックはロンドン、リオデジャネイロから3大会連続の出場となります。

リオデジャネイロ大会では男子ダブルスで4位に入りました。

三木拓也選手とは

三木拓也選手は島根県出雲市出身の32歳。

車いすテニス男子シングルスの最新の世界ランキングは12位です。

高校時代は硬式テニスで活躍しましたが、高校3年の時、左足に骨肉腫が見つかり足を切断しました。

リハビリに励む中で2008年の北京パラリンピックで、金メダルを獲得した国枝慎吾選手に影響され、車いすテニスを始め、2014年には世界6位までランキングを上げました。

4年前、遠征先で遭った事故で左足を強打したことにより激しい腰痛に見舞われ、1年以上実戦から離れましたが、復帰後、再びランキングを上げました。

スピードがあり正確なサーブを得意としています。

パラリンピックはロンドン、リオデジャネイロに続いて3大会連続の出場となります。

リオデジャネイロ大会では男子シングルスでベスト8、男子ダブルスで4位に入りました。

荒井大輔選手とは

荒井大輔選手は東京都葛飾区出身の33歳。

車いすテニス男子シングルスの最新の世界ランキングは17位です。

先天性の右足の病気で2歳から義足で生活し、中学校や高等専門学校では健常者の仲間とともにソフトテニス部で活躍しました。

福祉機器メーカーに勤めていた7年前、25歳の時に仕事を通じて知り合った車いすテニスの選手に薦められ、車いすテニスを始めました。

バックハンドの強打を得意としています。

おととし、国際大会で優勝を重ねるなどここ数年で世界ランキングを一気に上昇させました。

パラリンピックは初出場となります。

大谷桃子選手とは

大谷桃子選手は栃木県栃木市出身の25歳。

現在は佐賀県を拠点としています。

車いすテニス女子シングルスの最新の世界ランキングは5位です。

小学生の頃から硬式テニスに励み、高校3年の時には全国高校総体に出場。

高校卒業後の18歳から右足がけいれんするようになり、その後、20歳で車いすテニスを始めました。

高校時代までに培ったテニスの技術や経験を生かし、去年9月の全米オープンで四大大会に初出場、去年10月の全仏オープンで準優勝を果たしました。

スピンをきかせたフォアハンドショットを持ち味としています。

パラリンピックは初出場となります。

田中愛美選手とは

田中愛美選手は埼玉県所沢市出身の24歳。

車いすテニス女子シングルスの最新の世界ランキングは14位です。

中学、高校と硬式テニスに励んでいましたが、高校1年の時に自宅での転落事故により脊髄を損傷し、退院後、高校2年から車いすテニスを始めました。

おととし、車いすテニスの世界国別選手権「ワールドチームカップ」で準優勝した日本女子のメンバーでした。

バックハンドのスライスショットから展開するフォアハンドの強打を得意としています。

パラリンピックは初出場となります。

高室冴綺選手とは

高室冴綺選手は埼玉県川口市出身の26歳。

車いすテニス女子シングルスの最新の世界ランキングは16位です。

先天性の骨の病気「骨幹端軟骨異形成症マキュージック型」が原因で、高校生の頃から歩くのが困難になり、高校卒業後の18歳の時、母の誘いで訪れたスポーツイベントで、車いすテニスを見たことをきっかけに競技を始めました。

4年前から本格的に国際大会への出場を重ね、着実に結果を残し世界ランキングを上げました。

パラリンピックは初出場となります。

菅野浩二選手とは

菅野浩二選手は埼玉県上尾市出身の39歳。

車いすテニスクアードの最新の世界ランキングは6位です。

高校1年の時、オートバイの事故でけい椎を損傷し、首から下に障害が残りました。

20歳の時、知り合いから車いすテニス用の車いすを譲り受けたことをきっかけに車いすテニスを始めました。

2016年から車いすテニスの種目で男子からより障害の重いクラスのクアードに転向しました。

おととし、世界ランキング3位をマークし、その年の全仏オープンでクアードの日本選手として四大大会初出場を果たしました。

また、おととしの車いすテニスの世界国別選手権「ワールドチームカップ」で日本のクアードの初優勝に貢献しました。

パラリンピックは初出場となります。

諸石光照選手とは

諸石光照選手は岐阜県各務原市出身の54歳。

車いすテニスクアードの最新の世界ランキングは12位です。

30歳で手足に力が入らなくなる難病のギランバレー症候群を発症し、リハビリを経て36歳で車いすテニスを始め、豊富な練習量で力をつけました。

おととしの車いすテニスの世界国別選手権「ワールドチームカップ」で日本のクアードの初優勝に貢献しました。

パラリンピックは45歳でロンドン大会に初出場しクアードのダブルスで4位に入りました。

リオデジャネイロ大会にも出場していて、東京大会は3大会連続の出場となります。