「医療的ケア児」や家族を支援する法案 衆院本会議で可決

たんの吸引や人工呼吸器など、医療的なケアが必要な子どもやその家族を支援するための対応を盛り込んだ法案が、衆議院本会議で全会一致で可決されました。

難病や障害で、日常的にたんの吸引や人工呼吸器などが必要な「医療的ケア児」は、推計で2万人以上いるとされ、登校する際に保護者の付き添いを求められたり、保育所などで預かってもらえなかったりするケースもあります。

こうした中、「医療的ケア児」やその家族を支援するための法案が8日の衆議院本会議で全会一致で可決され、参議院に送られました。

法案では、子どもや家族が住んでいる地域にかかわらず適切な支援を受けられることを基本理念に位置づけ、国や自治体に支援の責務があると明記し、必要な対応を求めています。

そのうえで学校や幼稚園、保育所の設置者に対し、保護者の付き添いがなくても、たんの吸引などのケアができる看護師や保育士などを配置することや、家族からの相談に応じるための支援センターを各都道府県に設置することなどを求めています。

法案は、参議院での審議を経て今の国会で成立する見通しです。