環境白書 脱炭素社会実現へ “ライフスタイル変える必要”

政府が2050年までの脱炭素社会の実現を目指すと宣言したあとで、初めての環境白書がまとまりました。温室効果ガス削減のため、一人ひとりがライフスタイルを変えるよう呼びかける内容になっています。

8日の閣議で決定されたことしの環境白書は、政府が去年、温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「2050年カーボンニュートラル」、脱炭素社会の実現を目指すと宣言したあとで、初めてまとめられました。

白書では、世界の温室効果ガスの排出量はパリ協定の削減目標の達成にはほど遠く、豪雨や猛暑のリスクがさらに高まる予測を伝えています。

そのうえで、一人ひとりがライフスタイルを変えることが必要だとして、生産から廃棄までの間に大量の二酸化炭素を排出するファッション業界で、子ども服のシェアや不要な衣服を再利用するサービスが始まったことや、太陽光発電所の電力を使う電気自動車に特化したカーシェアリングサービスなど、およそ30件の先行事例を紹介しています。
閣議のあとの記者会見で、小泉環境大臣は「地域の事例や取り組みを少しでも多くの人に知ってもらいたい。特に若い世代の人たちは、気候変動のど真ん中で生きる世代なので、目を通してもらいたい」と述べました。