柔道 世界選手権 男子66キロ級 丸山城志郎選手 大会連覇

ハンガリーで行われている柔道の世界選手権は7日、男子66キロ級が行われ、丸山城志郎選手が金メダルを獲得し、大会連覇を果たしました。

柔道の世界選手権は、東京オリンピックの1年延期によって、東京大会の開幕まで1か月余り前の異例の時期にハンガリーのブタペストで開催されました。日本の代表内定選手は出場せず、若手選手などが臨んでいます。

大会2日目の7日は、男女合わせて2つの階級が行われ男子66キロ級では、おととしの世界選手権で金メダルを獲得した丸山選手が、連覇を目指して出場しました。

丸山選手は、去年12月に行われた東京オリンピックの代表内定選手を決める試合で、阿部一二三選手に敗れて代表の座を逃しています。その試合以来、半年ぶりの実戦となった丸山選手は、得意の内股などで4試合を勝って決勝に進みました。

決勝では、ことし4月のヨーロッパ選手権で金メダルを獲得した世界ランキング1位でイタリアのマヌエル・ロンバルド選手と対戦しました。序盤から攻め続けた丸山選手は、開始2分半すぎに得意の内股からのともえ投げで技ありを奪って勝ちました。

久しぶりの実戦でもキレのある技で強さを見せた丸山選手は、初出場のおととしの大会に続いて金メダルを獲得し連覇を果たしました。

丸山「この優勝がバネになる」

男子66キロ級で金メダルを獲得した丸山城志郎選手は、「やっぱりうれしい。ただ、試合内容は本当に我慢の連続だったと思う。久しぶりの海外でのトーナメント戦ということと、世界選手権のプレッシャーが重なり合っていた」と心境を語りました。

そのうえで、去年、東京オリンピックの代表内定選手を決める試合で阿部一二三選手に敗れたことを踏まえて、「数年前の僕が、今回の試合に挑んでいたらたぶん負けていたと思う。代表内定選手を決める試合に向けて自分を作り上げていった過程が生きてきたかなと思う」と話しました。

パリオリンピックに向けては、「この優勝がバネになると思う。周りから求められるものがすごく多くなると思うが、それを力に変えて、我慢強くひたすら柔道に打ち込みたい」と意気込みを示していました。

女子52キロ級 志々目愛選手 金メダルを獲得

女子52キロ級は、志々目愛選手が金メダルを獲得しました。

志々目選手は、初戦の2回戦を抑え込みで一本勝ちして勢いに乗り、その後の試合でも寝技や得意の内股で優勢勝ちするなどして決勝に進みました。

決勝はスペインの選手と対戦し、積極的に攻める姿勢を見せた志々目選手は、残り1分を切ったところで内股で技ありを奪い、そのまま抑え込んで合わせ技一本で勝ちました。志々目選手は初出場した2017年の大会以来となる金メダル獲得です。

志々目「とりあえずほっとしている」

女子52キロ級で金メダルを獲得した志々目愛選手は「とりあえずほっとしている。自分の階級は、ほかの階級と比べて強い選手が出ていなかったので、勝たなければいけないというのはあった」と心境を語りました。

決勝については「対策されていると感じ、なかなか自分でも思うように技に入れなかったが、寝技でしっかりと勝ち切れたのは、よかったと思う」と話しました。

次のパリオリンピックに向けては「ねらっているが、そんなに簡単ではないので、目の前の試合でしっかりと結果を残していきたい」と決意を示していました。