国枝慎吾 3年ぶりの優勝ならず テニス全仏オープン 車いすの部

パリで開かれているテニスの四大大会、全仏オープン車いすの部の男子シングルスで国枝慎吾選手がイギリスの選手に決勝で敗れ、3年ぶり8回目の優勝はなりませんでした。

車いすテニスの男子シングルスで世界ランキング1位の国枝選手は7日、全仏オープンの男子シングルス決勝で、世界3位でイギリスのアルフィー・ヒューウェット選手と対戦しました。

試合は第1セットから国枝選手とヒューウェット選手のスピーディーな強打の応酬となりましたが、国枝選手が第8ゲームでブレークを許してこのセットを3-6で奪われました。

第2セットも白熱したラリーが続く展開となったものの、国枝選手はサービスゲームで主導権を握ることができず、相手の得意とするバックハンドにも苦しみ、4-6で押し切られてセットカウント0対2のストレート負けで、3年ぶり8回目の全仏オープン制覇はなりませんでした。

国枝選手はヒューウェット選手にことし2月の全豪オープン準決勝に続き四大大会で対戦し敗れました。

国枝 「完敗 東京パラに向けどう過ごすのか考えたい」

国枝慎吾選手は全豪オープンに続いてヒューウェット選手に敗れたことについて「完敗だった。相手のショットの精度がすばらしかった。全豪オープンからここまで僕自身がチャレンジしてきたこともあったが、方向性として間違っていたかもしれない。でも、このタイミングでそれに気づけてよかったと受け止めたい」と敗戦を前向きに捉えようとしていました。

そのうえで東京パラリンピックに向けては「みんなが年々進化している。自分の置かれている状況としては、正直、金メダルを取るには厳しくなっている。あと2か月、どう過ごすのか、どう手応えをつかむのか、帰国してよく考えたい」と厳しい表情で巻き返しを誓いました。