オンライン診療の恒久化へ制度案 「かかりつけ医」が原則 政府

インターネットを使って患者の診療を行う「オンライン診療」の恒久化に向けて政府は制度の案をまとめました。「かかりつけ医」を原則とし、服薬指導も薬剤師の判断で初回から可能とするなどとしていて来年度から段階的に実施していく方針です。

「オンライン診療」は新型コロナウイルス対策として時限的に初回の診療から認められていて、政府は感染の収束後も映像によるやり取りができる場合などに限って恒久化することを検討しています。

「オンライン診療」の恒久化に向けて政府がまとめた制度の案では「かかりつけ医」による診療を原則とし、「かかりつけ医」以外が行う場合は、健康診断の結果などで患者の健康状態が把握できる場合に限るとしています。

また、オンラインでの服薬指導については薬剤師の判断で初回から可能とするほか、介護施設などに入居する患者に対しても認めることにしていて、来年度から段階的に実施していく方針です。

一方、オンライン診療は対面での診療に比べて診療報酬が低いことから、今後、引き上げるかどうか検討を進めることにしています。

厚生労働省によりますとことし4月末の時点で初診からオンライン診療に対応できる医療機関は全体の6.5%にとどまっていて、今後、取り組み事例を周知するなどして対応できる医療機関を増やしていきたい考えです。