ワクチン“原液のまま”接種の可能性と発表 新潟 阿賀町

新潟県阿賀町は新型コロナウイルスのワクチンの集団接種会場で、本来は薄めるべきワクチンの原液を誤ってそのまま接種した可能性があると発表しました。

阿賀町によりますと7日午後、集団接種会場でワクチンの原液を薄めるための生理食塩水の容器が余っていることに現場の看護師などが気付いたということです。

ワクチンは原液を生理食塩水で薄めてから接種することが求められていて、77本つくられたワクチンの注射器のうち、1本に誤って原液が入っていたということです。

会場ではすぐに接種が中断されましたが、すでに14人への接種が終わっていて町は1人に原液が接種された可能性があるとしています。

町がワクチンを製造したファイザー社に確認したところ「過剰投与による副反応の報告などはなく、特別な対応の必要はない」と回答があったということで、町によりますとこれまでのところ体調の異常などを訴える人はいないということです。

一方、新潟県見附市は5日、行われた集団接種で、看護師が60代の女性にワクチンが入っていないカラの注射器で誤って接種したと明らかにしました。

市によりますと女性の体調に問題はないということで、今後、確認を徹底するとしています。